“愛するということ”
【磐井あや★愛と情熱のブログより、2018年10月8日更新記事引用】
エーリッヒ・フロム 著
鈴木晶 訳
「愛するということ」
紀伊國屋書店
「人は意識のうえでは愛されないことを恐れているが、
ほんとうは、無意識のなかで、
愛することを恐れているのである。
愛するということは、
なんの保証もないのに行動を起こすことであり、
こちらが愛せばきっと相手の心にも愛が生まれるだろうという希望に、
全面的に自分をゆだねることである。
愛とは信念の行為であり、
わずかな信念しかもっていない人は、
わずかしか愛することができない。」
189p14行〜190p5行目まで引用
愛するって相手に飛び込む勇気もそうだけど、自分を知る行為でもある。
つまりは、自分を信じ続けられるか。
相手を信じれるか、ではなくて自分が相手を思っている気持ちを信じられるか。
いくら相手を占って、何を感じているかを知ることができたとしても、相手の気持ちや行動を把握しても、安心したり、不安になったりばかりを繰り返しているんだったら、それは相手を好きな自分を疑っていること。
確かに占うメリットもあるし、占うことで相手に対して冷静に対処できる、ということもあるだろう。
占うことにも、良さはある。
自分を信じられる材料にもなりうる。
ただ、ずっと見えない相手の存在を知る必要性はなくて、最後は自分を信じられるか、なんだよね。
だから、自分がどう選択するか、を占って頭を整理する方が最後はいいのかもしれない、と思っています。
相手を疑い続けているのなら、それは自分を疑い続けているのかもしれません。
自分に飛び込んで、どこまでも向き合う勇気が必要だと、いつも痛感する。
愛すること、もっともっと体験して学んでいけば、見えてくる新しい世界がある。
未熟で怖いけど、でも飛び込むのも楽しい。
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